法律相談をすることは、結果的によいこととなる

日本では、法律の専門家に何かの問題を依頼するということが、アメリカなどと比べると少ないようです。しかしどちらの言い分が正しいかを第3者、とくに専門家に依頼するということは、とても合理的な考え方でしょう。日本では相手のことを気遣って第3者や法律家に相談することは少ないのです。それでいて自分が正しいという考えはやはり持っていますから、相手の言い分を受け入れたりしたときは、不満がこころのどこかに残ったままで、晴れない気持ちがずっと続いたりします。

しかし、そのように心が晴れないままでは、健康にもよくありません。本当に自分の言い分が正しいのなら、第3者に証明してもらうとよいでしょうし、また、もしかして自分の言い分が誤っているのなら、第3者の専門家から、正しい答え、法律を教えてもらうことで、怒りや悲しみという気持ちが、実は誤りであったということに気づいて、相手への同情がこみ上げてきたり、怒りや悲しみが消えてしまうこともあるのです。何かの問題が起こったときは、相手のためにも、そして自分のためにも、法律相談に乗っていただくことができればそのほうが良いのです。弁護士という法律家が日本にもたくさんいる訳ですから、遠慮なく連絡してみるのがよいでしょう。